南仙台の父 人生を前向きに生きるための意識と行動

占い・鑑定師が語る人生を前向きに生きる知恵

占ってみた 米国・ロシアに代わり中国が中東で存在感を示すか

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は外交的な存在感を示す方向性が高まっている中国を取り上げました。
米国の力が相対的に低下し、中東ではイスラエルだけでなく各国の相対的な
力が強まっており、ロシアもウクライナとの紛争で動きが取りにくい状況に
陥っています。
そんな中で中東を横切って設定されている一路一帯構想の中で特にその関係
が重視されるのが中東各国です。
また、石油資源の確保や経済協力といった課題もあり、中国は米露の存在感
が低下した中を利権確保に動こうとしています。
一方で一路一帯では多くの問題も生じ、対インド戦略の拠点となるパキスタ
ンではイスラム過激派によるテロに度々遭遇し、中国の国内の締め付け政策
によるムスリムへの締め付け・同化などもあって、今後は更に不安定な環境
に陥るリスクもあります。
さて、そんな中で手練手管に長けた中東で中国は存在感を示すことはできる
のでしょうか。
 
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
 
まず結果ですが、戦車のカードの逆位置が出ています。
戦車のカードの逆位置は暴走や自分勝手、失敗や某弱無人、焦りや挫折、イ
ライラや停滞といった意味があります。
中国が中東で存在感を示すことは残念ながらかなり難しく、時代背景が過去
と大きく変わったことによって、中東との関係性は大きく変質したことで中
国も米露同様の悩みを抱えることになります。
中国は利権をどう支配するかに注目すると思いますが、すでにサウジアラビ
アなどの産油国、トルコやイランのような地域大国が台頭する中で、彼らは
一定の協力はしても中国とガッチリと組むことは決してありません。
また、イスラエルの右傾化やイランの更なる孤立化は中国にとっても悩まし
い問題で、中国の対外政策が中国企業・中国人労働者がセットになった地域
進出になっている分、テロの標的にもなりやすくなります。
また、いずれはどの勢力につくのかを明確にさせられるリスクもあって、米
国のようにイスラエルを歴史的な背景から支援せざるを得ない関係性など、
中東には大きな縛りも多いため、対米戦略でイランと組めばスンニ派主体の
国々から距離を取られることになり、逆もまた多くのリスクがあります。
すでに中東は暴走に近い状態にあって、コントロールが効かない状況に入っ
ており、今後米国が更にイスラエル寄りの姿勢を示せばそれだけ不安定要素
は大きくなります。
中国が何とかできる状況ではなく、部分的な経済関係を構築しながら利益を
得るくらいしかこの地域での役割はありません。
核兵器を持った国もあり、対米に比べて暴発するリスクは何倍も高いため、
中国も付き合い方を考えないとかえって自身が追い込まれる結果となります。
 
次に環境条件ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や痩せ我慢、投げやりや自業自得、限
界や欲望に負けるといった意味があります。
中国は経済的な利権をここで中国主体で得ようとしないことが基本でなけれ
ばならず、政治的・軍事的な存在感をここで示すことは大きな混乱要素が生
じるタネとなることを自覚する必要があります。
一見すると中東と中国の地理的距離は離れているように見えますが、括りで
いえばムスリム圏内はインドも含めて接する境界が多く、一歩対応を間違う
と広い範囲で暴発するリスクがあります。
もし中国が広い意味での中東での存在感を示すためには泥臭い根回しや関係
性構築を厭わない努力が前提となります。
ただ、中国にはそういった覚悟はなく、自国の利益のみに目がいかないこれ
までの動きを考えれば対立を抑えたり、引き離すだけの覚悟は乏しいといっ
て良いでしょう。
外交的な経験値も乏しく、国内にもムスリム少数民族問題も抱え、政治的
リスクも多い中では中東への進出が暴発リスクを更に高めることを認識して
いるかどうかも課題でしょう。
中国が考えているほど中東の国々は甘くはありません。
彼らは英国や中国、ロシアも翻弄してこれまで立ち回ってきました。
中国が立ち向かえるほどの大きな課題ではなく、むしろ中国にとってはでき
るだけ波風を立てないような対応をしたいのが本当のところです。
どうしても中東を経済的な支配下に置きたいのであれば、中国の経済進出の
姿勢を大きく変えない限り無理ではないかと思います。

鑑定結果