南仙台の父 人生を前向きに生きるための意識と行動

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占ってみた 日本の旅客機へのペット客室持ち込みは解禁されるか

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は旅客機へのペットの客室内への持ち込みについて取り上げてみまし
た。
ペットを飼っている方々にとっては家族同然のペットの存在ですが、今は
様々な理由があって客室内への持ち込みは許可されていません。
今年初めのJAL機と海上保安庁機との事故で人命は救われたものの、荷物
として預けられていたペットまで助けることはできませんでした。
この結果によってペットを飼う人たちからは客室内への持ち込みを訴える
声が続出したのは記憶に新しいところです。
ただ、アレルギー体質の人や動物恐怖症といった人たちも居て、そういっ
た人たちへの配慮の問題、更には客室に持ち込んだ場合の避難誘導ルール
などもまだ出来上がっておらず、仮に客室内に持ち込んだペットが助かっ
た中で死傷者が出た場合はどうするのかといった難しい判断もあります。
そんな中で海外でも客室内持ち込みを許可する運行なども出始めています
が、無条件ではなく一定の条件が設定された場合での対応です。
国内でも検討を始めた航空会社もありますが、国内便ではなく海外便の場
合では検疫の問題もあり、日本発ではなく検疫の厳しい国からの便では許
可すら難しい一面もあります。
さて、そんな複雑な事情がある客室へのペット持ち込みは日本の航空会社
でも解禁されるのでしょうか。
 
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
 
まず結果ですが、月のカードの正位置が出ています。
月のカードの正位置は迷いや不安、逃避や潜在するリスク、幻滅や幻想、
失敗や手探りといった意味があります。
かなり長い前段の説明となっていますが、解決するには大きな課題がいく
つもあって、実現するまでにクリアしなければならないものが山積してい
るといったのが実情でしょう。
事故以外の想定でもアレルギーや恐怖症などは簡単に解決できないものも
多く、アレルギーの場合は極度の場合には重症化するリスクもあります。
また、料金はどうするのか、狂犬病などの予防注射の証明、ペットをゲー
ジに入れた場合も含めた定置方法なども課題としてあります。
事故発生時の火災だけでなく、爆発や飛行中の機体損傷時の酸素供給、更
にどのようにしてペットを機外に持ち出すのか、荷物とペットの補償との
折り合いといった様々な定款や法的な課題もあります。
事故発生の際は人命優先としてもペットを飼っている人にとっては同乗客
よりもペットを大事と考える人も相当数います。
また、小型のイヌ・ネコだけでなく、その他の動物や大型動物をどこまで
客室持ち込みとして認めるのか、あまりにも課題が多過ぎて解決するのは
容易でないことを意味します。
相当な折り合いだけでなく、国際法も含めた法的な整備も重要となること
を意味します。
現時点では無理といっても差し支えないと思います。
 
次に環境条件ですが、皇帝のカードの逆位置が出ています。
皇帝のカードの逆位置は横暴や傲慢、勝手や独断、無責任といった意味が
あります。
上述の通り大きな課題がいくつもあるため、ペットを飼う側だけでなく、
ペットに関心がない人や航空会社・国や行政・保険会社などが統一した見
解でクリアしていかないと解決は難しいのが実情です。
ただ、現時点は感情的な議論が大きくなっていて、双方の意見にも問題点
があります。
航空機事故だけでなく船舶や鉄道事故でも最優先は人命であり、荷物は放
棄して退避することが義務付けられています。
いずれにしてもこの原則もどう考えていくのかを考える必要もあります。
かつては船旅が中心だった時代には一等船客を退避最優先とするルールも
ありましたが、現在はこれも撤廃されています。
命の重さに一等も三等もないという原則です。
ペットを家族と考えるのか、最悪は人命を優先させる上での貴重品も含め
た荷物として捉えるのか、そうした原則論からスタートしない限りは徹底
できなくなるでしょう。
この議論はある意味では心理学でいう「トロッコ問題」の解を求めるのと
同じ格好になります。
こうした点を忘れずに議論を詰めることがこの難しい議論のスタートとな
ることを忘れてはならないと思います。

鑑定結果