こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
今回は空港の24時間運用について取り上げました。
日本では多くの空港が近隣地域への騒音の兼ね合いで限定した時間帯での運
用が当たり前になっています。
海外ではハブ空港となる空港では24時間運用が当たり前のようになっており
、日本の空港との差があります。
物流拠点やビジネスの利便性などからアジアでも24時間運用となる空港への
貨物集中が目立ち、日本の空港の地盤低下も危惧されています。
しかし、仮に24時間運用できたとしても航空路の制限や旅客移動手段がタク
シーに限定されるなどの問題もあります。
また、タクシー運転手の不足などもあって、更に厳しい状況に向かう中で国
際標準との差をどう埋めるのかにも注目されます。
さて、インバウンド需要を期待する日本経済にとっては24時間運用空港は大
きな課題となりますが、24時間運用の空港は実現できるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、隠者のカードの逆位置が出ています。
隠者のカードの逆位置は閉鎖性や消極的、誤解や悲観的、邪推や崩壊、孤立
や劣等感といった意味があります。
やはり日本の国情を考えると経済は優先すべきではあるものの、生活権の優
先が先にあって、24時間空港の実現はかなり厳しいことを意味します。
また、どうしても空港から先の交通手段の問題や24時間で受入れ可能な宿泊
先の存在など、様々な問題が噴出してきます。
今後は24時間営業を可能とする環境も更に厳しさを増すため、日本での24時
間運用はかなり現実的な解ではないことを意味します。
これは旅客だけでなく貨物も同様です。
地方空港で場所によっては可能な場所もあるかもしれませんが、空港以外の
課題をどうするかはまったく同じ問題が横たわります。
世界的な流れから考えると異質な状況になることは間違いありません。
次に環境条件ですが、愚者のカードの正位置が出ています。
愚者のカードの正位置は自由や型破り、無邪気や純粋、可能性や発想力、天
才や好奇心といった意味があります。
まず現在主流の燃料燃焼型の航空機では難しいことは間違いありません。
騒音が更に小さくなる電気動力の航空機や小型機などであれば条件によって
は可能となるかもしれません。
少なくとも大型機をそのまま発着させることは難しいでしょう。
しかし、限定的な条件で更に近隣海外のハブ空港からこうした航空機で更に
運ぶ手立てによっては可能性は高まってくるでしょう。
また、毎日同じ空港で24時間運用するのではなく、限られた曜日などで指定
をするという考え方もあるでしょう。
また、限定的な考え方であれば空港以外の課題解決も新たな方法が検討でき
る可能性があります。
やはり、固定観念に囚われない自由な発想力が試されることになります。
また、今後は日本に限らず世界的な高齢化現象も深刻化します。
そうした中では今は24時間運用が可能な空港であっても、いずれは運用を変
更せざるを得ない場所も出て来そうです。
そうなってくれば日本が考えたアイデアが世界標準となって、世界的な問題
の解決のアプローチとなる可能性があります。
そのため様々な観点から検討する必要はあると思います。
現実を無視した方法では意味がありません。
改めて発想を変えて、可能な選択肢をこれから登場する技術も含めて検討す
る必要があります。
鑑定結果
