南仙台の父 人生を前向きに生きるための意識と行動

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占ってみた 経済産業省が目指す国産旅客機構想は実現するか

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は経済産業省が打ち出した将来の国産旅客機構想を取り上げてみまし
た。
既に三菱を中心に進めていたMRJが頓挫し、三菱重工には大きな負債を残
す形となりました。
そんな中でトラウマを呼び覚ますように経済産業省が主導して国産旅客機
を開発するという構想が出てきました。
狙うべきポイントもMRJとはあまり変わりませんが、当時とは違って米・
ボーイング社が品質問題で岐路に立たされており、ブラジル・中国といっ
た航空機メーカーの勢いもあり、新型コロナウイルス終息後の経済活動の
活発化もあって、再び行政主導での開発構想が出て来たようです。
ただ、肝心な三菱重工川崎重工などのメーカー側が今一つ乗り気でない
ところも課題に挙がっており、財政面での問題やそもそもMRJが失敗した
米国での認証の問題などは全く見えていない中での構想です。
果たして行政主導による国産旅客機構想は実現するのでしょうか。
 
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
 
まず結果ですが、皇帝のカードの逆位置が出ています。
皇帝のカードの逆位置は未熟や横暴、傲岸不遜や身勝手、独断や無責任と
いった意味があります。
もうこれだけ悪いワードが並べば誰でも理解できると思いますが、必ず失
敗して国際的な評価も地に落ちることになるでしょう。
既に一度頓挫しており、実力もないことが明白な中でこうした構想が恥ず
かしくもなく出せるところが日本の官僚構造の弱点でしょう。
仮に行政が頑張ってメーカーを引っ張ったとして、戦艦大和万里の長城
と並ぶ無用の長物ができることになります。
MRJが進んでいる時にあれだけ冷たくあしらった経済産業省とメーカーと
の間には信頼はありませんし、中国やブラジルといった中型機メーカーも
これからボーイングエアバスにも殴り込みをかけようとする中で、日本
に何のメリットがあるのか理解できません。
もし、そんなお金があるのなら別の投資を行って、日本経済のためになる
再構築を行った方が良いのは間違いありません。
 
次に環境条件ですが、隠者のカードの正位置が出ています。
隠者のカードの正位置は経験や助言、精神や慎重、思いやりや変幻自在、
忠告や哲学といった意味があります。
経済産業省が勝手に進めたところで誰もついて来ないでしょうし、このカ
ードが示すようにこのジャンルでは経験や実績が全てになります。
そもそも何のための開発なのか、誰に販売してどう使われるものであるの
か、どのタイミングでその市場にローンチするのか、作文ではうまく語れ
てもそんな甘いものではありませんし、日本にはそんな実力もありません。
ボーイングエアバスもこれからかなり苦戦を強いられる形になる中で、
国内でも次期主力戦闘機や次期中等練習機の共同開発もあって、いったい
どうやって開発リソースを割くつもりなのか、構想をぶち上げて実行がで
きるほど甘いものではありません。
昭和の高度経済成長期であれば話は別ですが、この時代には他にやるべき
ことが山積しています。
ここでの助言や忠告は経済産業省の野望を止める助言・忠告が必要だとい
うものといえるでしょう。
最後はいつも通り、米国からの圧力という助言・忠告で思いとどまればい
いとは個人的に思います。

鑑定結果