こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
今回は高値が続く株価を取り上げてみました。
あって状況の変化も生じています。
また、日本の経済力をそのまま表しているともいえず、かなりアンバランス
な状況を示していることもあって、更に余剰資金を市場に集めて株価上昇を
起こすのか、それとも経済実態に合わせて下落していくのか、なかなか読み
にくい状況です。
一部の強気な見方では更に上がるという論法もあり、更に余剰資金が市場に
入り込むとの見方もあります。
さて、そんな中で日経平均株価が5万円の大台を超えてしまうことは起きる
のでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、隠者のカードの逆位置が出ています。
隠者のカードの逆位置は閉鎖や陰湿、消極的や無計画、誤解や悲観、邪推や
崩壊、無神経や孤独といった意味があります。
現状は余剰資金が流れ込むだけの低リスクの投資先が限られており、中国か
らの資金撤退が相変わらず続き、先物取引や為替もリスクが大きい中では日
本の証券市場は継続して余剰資金の流れ込み先として選択される傾向が続く
ことになります。
しかし、これも長く続くことはなく、一時的な資金の流れ込み先として選択
されているだけのようです。
また、為替や金利政策の影響もあって企業業績が悪化することも想定される
ため、今年の秋以降はかなり株式市場にもその影響が入っていきます。
ただ、今まで多くの資金を受け入れた先だった中国が引き締めの動きと共に
経済的な開放政策から更に後退していく流れもあるため、大きく下落するよ
うなところまでにはいきません。
5万円を超えるという流れにはならず、今のレベルがある程度継続していく
形になるのではないでしょうか。
ただ、今後の経済指標の変化によっては元々の自力がないだけに、一気に市
場から資金が流出する動きも可能性としてあり、そうした場合は大きな下落
によって大手企業であっても厳しい状況になる可能性はあります。
次に環境条件ですが、教皇のカードの正位置が出ています。
教皇のカードの正位置は協調や信頼、法令や規律、自信や価値といった意味
があります。
日本経済と各企業の動向が左右する点もあり、経済指標に良い影響を与える
ことができるだけの材料がどこまで出るかも注目されます。
インフレよりも経済成長度合いであったり、輸出競争力と輸入競争力のバラ
ンスといったものがどこまで今よりも強い状態を見せられるかが課題となり
ます。
製品の価格ダウンや輸入価格の低減ではなく、輸入安定性の確保であったり
付加価値に見合った製品・サービスの提供などによる実質成長性をどこまで
出せるかがカギとなります。
コストダウンに必死になる企業努力は残念ながらこの時代には何の意味もあ
りません。
今までとは違った形で市場アプローチする力がどこまで出せるか、国際経済
がブロック化していく中で欧米との協調分業の体制をどう形成するかなども
重要になります。
日本はどうしても技術・製造偏重の経済政策になりがちですが、もっと国益
を中期で捉えた経済戦略が構築し、国際経済の中での地位を確保していくこ
とが重要となります。
積極的な投資もその指標となりますが、現時点は守りの姿勢に終始している
企業が縮退する基盤を逆手に成長プロセスを構築できるがカギとなります。
いずれ世界的な縮退傾向が進んで行く中で先行する日本は経済モデルの前提
ともなり得ます。
今のうちに経済・産業構造を成長に向けて刷新できなければこの先が見通せ
なくなることになるでしょう。
鑑定結果
