南仙台の父 人生を前向きに生きるための意識と行動

占い・鑑定師が語る人生を前向きに生きる知恵

占ってみた 勢いに陰りのあるEVは勢いを取り戻せるか

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は勢いの衰えたEVについて占ってみました。
好調だったEVも航続距離や充電などの課題だけでなく、電池や安全性とい
った面での課題も山積しており、勢いに陰りが出ています。
中国が自動車産業での覇権奪取の政策として、補助金による低価格化戦略
を取ったことなどもあって、政治的な駆け引きに至っているところもあり
ます。
欧州を中心に開発戦略を見直す企業も増えている中で、EVは再び勢いを取
り戻すことはできるのでしょうか。
 
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
 
まず結果ですが、皇帝のカードの逆位置が出ています。
皇帝のカードの逆位置は未熟や横暴、傲慢や身勝手、独断や無責任といった
意味があります。
技術的にまだまだ課題があることを暗示していますが、それ以外にEVで先手
を取った企業の問題点もこのカードに示されています。
EVを排他的な手段として捉えていた企業や国もあって、特に欧州は自分たち
に有利な状況を生み出すべくEVに積極的に手を出していました。
また、中国も絶好の機会と捉えてEVを政策支援で補助金をつけることで市場
に投入したり、経済制裁への対抗措置として希少金属を管理することでEVの
開発で主導権を得られるような動きを取っていました。
こうした市場原理とは異なった歪んだ政策による力学が働いたことはEVにと
っては残念な形となりました。
EVに積極的に動いた企業や国はその策に自ら嵌ってしまう結果となり、その
代償として勢いを失う形になってしまいました。
カードが示すのは権威や権力の象徴である皇帝であり、これが逆を向いてい
ることは皮肉な状態になっています。
ある意味政治的な失敗になったと結論づけてもよいかと感じます。
 
次に環境条件ですが、節制のカードの正位置が出ています。
節制のカードの正位置は調和や自制、バランスや節度、中庸や管理といった
意味があります。
EVは今後の自動運転や安全管理、更には物流効率化といった面で大きな役割
を果たすことになります。
また、自動車は今後社会システムやネットワークにおける、単なる端末とし
ての存在になっていきます。
その中で必要なことはグローバル共通化規格やシステム化になります。
そのためには欧州・北米・アジアが協調して規格を公平・平等に作り上げる
努力が大事になります。
今後の社会の中では画期的な天才によるけん引はすでに必要ではなく、成熟
を迎える社会の中で世界的な少子化や人手不足、物流量の増加に対するシス
テムの構築が急がれます。
そのためには政治的な思惑で規制が入ったり、個人の思惑でシステムが変更
される土壌を排除しなければなりません。
そういう意味で踊り場に入り、今後のあるべき姿が議論されるべき時期に入
ったと考えた方がよいでしょう。
もちろん、化石燃料に拘ることもこれと同じで無意味な話です。
ある意味トヨタの全方位戦略が評価され始めたのもそうした時代の変化にソ
フトランディングするための手段として評価された一面もあります。
欧州のメーカーもトヨタに倣った動きを始めています。
まだEVの規格決定には多くの課題がありますが、公平かつ合理的な規格をど
う構築するかが課題となることをカードが示しているようです。

鑑定結果